« ええ判決せえよ(99.9・第7話) | Main | 99.9シーズン2(最終回) »

March 13, 2018

99.9(シーズン2)第8話

何かを見逃したために、
有罪になってしまったときの深山先生。

圧巻でしたね~。

検察や裁判官の不正を責めるのではなく、
自分が、何かを見落としてしまった・・・と、
すべての責任を自分だけで負う。

深山大翔という人の真髄を見た思いです。

そして、法廷で、
裁判官などによって、
こちらが準備した筋書きが、
ドンドン崩されていくときの深山先生の眼。

怒りを閉じ込めたような、
厳しいけれど、静寂とも言える眼。

色っぽかった。。。

色気って、生死のギリギリのところで踏ん張っているとき、
鋭く、そして美しく立ちのぼるんですよ。

法廷は、深山先生にとって、
命をかけた戦場なんでしょうね。

その張りつめたところに、
裁判員という素人のおじさん・おばさんが参加している。

情報次第で、いくらでも、あっちにもこっちにも転ぶのは、
当然のこと。

老獪な裁判員の手のひらでころがされるのは、
わかりきったこと。

そして、裁判員たちが責任を問われることはない。

司法の闇というより、
制度そのものへの批判でもあるんでしょうね。

でも、深山先生は、
そんなことは百も承知で、

動かしがたい事実のみが、
脆弱な制度も、
司法の闇にも打ち勝てるという
強烈な信念。

今回は、元科捜研のキレキャラという、
新たな面白人物が出てきて、
楽しかった。。。

彼もまた、科学で証明された事実のみを追求するので、
世間的には変人。

深山先生の同類ですね。

事件解決の肝が見つかった瞬間の、
深山先生のおやじギャグ。

前回の、「去れ、悪霊!」も面白かったけれど、
今回の、ようかんのおやじギャグを封印させられたのが、
実は事件解決ではなかった・・・というオチも、
凄いなあと思う。

単なるおやじギャグの連発ではなく、
毎回毎回、意図をもって、構成しているんですね。

裁判官も、検事も、弁護士も、組織の中で働く1個の人間なので、
組織の利益を追求させられるのは、
これまた、当然のこと。

深山先生にしても、
斑目所長の庇護の元、
佐田先生が民事でしっかり稼いでくれるから、
お金にならない刑事事件で事実を追求できる。

そんながんじがらめの司法制度の中だからこそ、
深山先生のおやじギャグや、
元科捜研のキレキャラが、
イキイキと躍動して、
カタルシスが得られるんでしょうね。

|

« ええ判決せえよ(99.9・第7話) | Main | 99.9シーズン2(最終回) »