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June 03, 2014

欲望の渦の中で。。。

嵐フェス‘13のブルーレイの、臨場感あふれる映像を見ながら、
蜷川幸雄さんの「アイドルは大衆の欲望を具現化している」のような言葉を思い出しました。

どんなに願ってもこの場にいることができなかった大勢のファンの悲しみも、
強い欲望があるからこその悲しみで、
また、参加できない人たちがたくさんいるからこそ、
参加したいという欲望が高まって、参加できたことの喜びがあふれている。

これだけの人気者の嵐だからこそ、大きなスポンサーがたくさんつき、
メディアのみならず、国の機関なども、嵐を利用していろんな策略を考えている。
事務所の思惑や制作に携わる会社その他、
嵐がスターであればあるほど、あまりに多くの欲望が巨大な渦となって、
複雑に絡まりあいながら、国立競技場の嵐のコンサートを覆っている。
あらゆる清濁を飲み込んで、あのようなスペクタクルでゴージャスなコンサートが実現しているのでしょう。
だからこそ、この世のものとも思えぬ輝きが四方八方に炸裂し、
観るものの心を夢の世界へと連れて行ってくれるのだと思います。

コンサート中の潤くんは、まるで赤ん坊のようにけがれない笑顔ですが、
人間社会のあまりの醜さとか、いろんなことを知れば知るほど、
そこを超越し、昇華した姿が、コンサート中の潤くんの笑顔のような気がします。

と同時に、もっとも強い欲望を持っているのも潤くんだと思うんです。
エンターティメントを追求したい、観客を喜ばせたいということはもちろんのこと、
2020年東京オリンピックの新しい国立競技場で、さらに進化した嵐が主役を務めたいという欲望。
今の嵐はその一番手にいるような気がしますが、6年後にどんなミュージシャンが出現しているかわからないし、
ジャニーズ事務所がどうなっているかもわからない。

ハワイのコンサートも、上海のパブリックビューイングも、
東京オリンピックに向けての戦略の一つだと私は思っています。
常に新しいチャレンジをし、メディアや国にインパクトを与え、嵐の存在感をアピールし続ける。

ファンの一人一人に欲望があるように、潤くんにも巨大な欲望があり、
それがファンの欲望と一致しないどころか、時には真逆になることもあり得るでしょう。
でも、彼はその欲望を実現するために、体を鍛え、エンターティメントを研究し、様々な人間関係を張り巡らせ、
ファンのために私生活を隠しているのではないかと思います。

そういう彼の欲望と、ファン一人一人がどう折り合いをつけていくか。。。
与えてもらうものを待っているだけではない、一人一人に課せられた課題のような気がします。

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付け加えます。

ファンは不満でもなんでも、本音をぶつけるべきだと思うのです。
本音を知ることで、対策も立てられます。

ファンというのは、何の責任も義務もないのですから、
本音の感情がすべてです。
本音で興味がなくなったら、それで終わりです。

スポンサーにしろ、国にしろ、メディアにしろ、
嵐自体が何も変わらなくても、ファンが離れ人気がなくなれば、
手のひらを返したように去っていきます。
つまり、スポンサーや国やメディアにとって魅力なのは、
嵐そのものではなく、その人気であり、購買力のあるファンなのです。

1名義4人までのチケット販売方法とか、ハワイや上海とか、
アメとムチというか、ツンデレというか、
感情を大きく揺さぶることが、欲望を喚起する有効な手段だということを、
本能的に知っているのだと思います。

でも程度問題です。
ふと、あほらしくなって、どうでもよくなったら、
見たいとか聞きたいとか触れたいとか、欲望もなくなってしまいます。

アイドルも本音の欲望をぶつけられているうちが華。
アイドルとファンがバトルする中で、新たなアイディアや意欲や欲望が湧いてくるのではないかと思います。

・・・と私は思いますが、我慢するファンもいるでしょうし、
うまく折り合いがつけられず、去っていくファンもいるでしょうね。

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