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March 04, 2014

誰かを好き=自己愛(失恋ショコラティエ第8話)

1回しか見ていない、記憶があやふやな中でのザックリした感想を。。。

冒頭のサエコの気持ちにいろいろ仮説を立てたり、
サエコとエレナのどちらに行くべきか靴で占ったり、コメディ部分が冴えていたので、
すごく面白かった!

ドロドロでグルグルだけだとダレてしまうし、コメディあってこそ魅力ある失ショコだと思う。
しかも、靴占いでエレナが出るまでやる爽太は、
靴占いのせいにして、自分の心に嘘をつかなければエレナを選べない葛藤が表れていて、
凄い脚本だと思いました。
そして、このコメディタッチが、サエコと不倫関係を持ってしまうことへの、
視聴者の違和感を和らげている。

私が一番エロイと思ったのは、爽太くんの体はチョコレートの匂いがする・・・という、
サエコとの声だけのやりとり。
チョコという二人を深く強く結び付けているものが、匂いとして爽太の体から発せられているという生々しさ。。。
見えない、嗅げないから、爽太とサエコの体で妄想して補うしかないことから生まれるエロさ。。。

本気で人を好きになることってどういうこと?というサエコの問い。
私、愛とか恋とかいろいろ言われるけど、結局は自己愛だと思うんです。
薫子の、爽太を好きだけど爽太の幸せを願っているわけではないという独白は、
まさに、誰かを好き=自己愛という人間のエゴを語っている。

爽太にとって、自分を映す鏡のようなエレナが自分を好いてくれていることは、
自分で自分を愛しているようで、心地よく癒しがあって安心感がある。
だから、自分のことを好きなのかどうかわからないサエコよりもエレナを選ぼうとする。
でも、結局は、自己愛を欠落させられるサエコを追い求め、執着し、サエコを獲得することで自己愛を完結させようとする。

サエコがあの旦那と結婚したのは、他の男は自己愛を満たしてくれるけど、
唯一、自己愛を満たしてくれないあの旦那に魅力を感じて、結婚したのかもしれない。

サエコも爽太も、欠落させられた自己愛を完結させようとするハンター。
今まではチョコレートが、互いに欠落し飢えた自己愛を埋め合わせてきた。
でも、この二人が生身の体で互いの自己愛を埋め合わせることができたとしたら、
もはや互いに魅力を感じなくなってしまうのではないかと思うのです。


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