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February 04, 2014

本物がわかる人のためのドラマ(失恋ショコラティエ第4話)

リクドーの、「69億9000万人に嫌われても、
1000万人と愛し合えたら十分。
縁あった人を愛しまくってあげたい」という言葉、
まさに私自身の仕事のスタンスです。

そして、爽太の父親の、「歳は関係ない」というのも、
私がいつも思っていること。

実はこの二つって、このドラマの姿勢でもある気がするんです。

だんだん妄想部分と現実との区別がつきにくくなってきていると思うんですよ。
サエコと食器を選んでいる最中の妄想も、
話をよく理解して、爽太の表情に気を付けていないとわからない。

視聴率をとりたければ、もっとわかりやすくしなくてはいけないのに、
あえて、このドラマにハマって、それぞれの登場人物の感情の機微が理解できる人しか、
ついていけないようになっている気がします。
そういう感性を持っているかどうかというのは、歳には関係ない。

常識とか倫理観とか、そういうものから解き放たれて、
それもアリかもしれないと思える心の柔軟さが必要なドラマですね。
どんどん見る人を選んでいって、
制作側と残った視聴者が愛し合って、
今までにない斬新で最高のドラマを作ろうという心意気が感じられます。

スーパーで売っている誰もが買えるチョコではなく、
本物がわかる人だけのための極上のチョコレートを目指しているんでしょう。

ただし、本物が理解され、広まっていくには、時間がかかります。
爽太がリクドーに歳を聞いたのは、
ここまでのブランドになるのに、どれくらいかかったかという、
自分にとっての目安という意味でもあるのではないかと思ったりします。

極上のドラマが作られれば、時空を超えて多くの人に愛され、
縁のあった一人一人の感性や人生に影響を与え続けることでしょう。


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