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February 11, 2014

それぞれの呪縛(失恋ショコラティエ第5話)

薫子にとって、ショコラビの店が最後の砦だったんだと思う。
爽太がどんなに他の女とうつつを抜かしていても、
ショコラティエとしての爽太を支えているのは自分で、
この店がこうして繁盛しているのも、私のおかげという自負が彼女を支えていた。
先週の薫子の、「彼女になりたいわけではない。笑いあって仕事をしていればいいんだ」
というのが、彼女のユートピアだった。
だから、努力が実って利益も上り、その労をねぎらう会よりも、エレナを選んだ爽太に、プッツンしたんでしょうね。

薫子が爽太への本心をさらさず、自分の心を守ってきた砦が壊されたとき、
むき出しになった弱い心を守るために、爽太やサエコやエレナを攻撃する暴言で身を守るしかなかった。
そして、残ったのは自己嫌悪だけ。

一方エレナは、サエコに傷ついた爽太をいつも労わってくれた。
だから爽太は、エレナが傷ついている今こそ、自分の出番だと思ったんでしょうね。

倉科さんとまた会えると喜んでいるエレナに、
爽太は、「倉科さんの前ではマッパになるなよ。俺は平気だけど、そういうのに引く人もいるから」というようなことを言っていますね。
エレナは、爽太の前では身も心もマッパなんですね。
相手がありのままをさらすから、自分も自分を飾らずにありのままでいられる。
だから癒さされる。

薫子とエレナのどちらかを選ばなくてはいけなくなったとき、
自分が傷つけた薫子よりも、他人に傷つけられたエレナを選ぶ爽太。
薫子と自分というしんどい関係に向き合うよりも、
楽な方を選ぶのが人間なんでしょうね。

サエコの生き方は、母親の期待通りだったんですね。
おそらく母親も幸せな結婚を知らないんだろうなあと思う。
専業主婦のプロのようになると決めたようですが、
自分の心を偽っても、必ずどこかで爆発すると思うのです。
とはいえ、生き方のモデルである母親の呪縛から解き放たれるときが来るのでしょうか。


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