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February 05, 2014

背中が語る(失恋ショコラティエ第4話)

私は原作をまったく読んでいないのですが、
4話のセリフやシーンが随分カットされているようですね。

カットされたセリフをネットで読むと、
ドラマの方が、視聴者それぞれに想像させる余白を残しているように思いますし、
爽太にとっても、サエコがあこがれの妖精さんで居続けられるよう、あまりブラックな面を出していないように思います。

説明的なセリフがあったほうがわかりやすいし、
視聴者が共通認識を持てますよね。

でもドラマ制作者は、それを敢えてカットして、
役者の表現力に委ねたんでしょう。
サエコの表情演技は、凄みがあるほど素晴らしい!
凄い!の一言です。

潤くんは、繊細な表情演技は言うに及ばず、
「抱かせてエレナ」の後の、脱力感の背中の表現力が素晴らしい!

背中があらゆる感情を語っているのは、
きみぺで、スミレちゃんが彼氏に会いに行くために別れた後、
バスケットを持って人ごみの中に歩いていくモモの後姿以来のように思います。

どちらも、自分が想っている相手が、別の男の元に行った後の、
哀しさ、寂しさ、やるせなさ・・・を、どんな言葉よりも語っていました。

そして、制作者が、エレナが頭をなでること以外の余計なセリフやシーンを入れなかったからこそ、
情感あふれる余韻を残し、
ルネッサンスの絵画を思わせるような名シーンになったんだと思います。


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