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January 25, 2014

時代を創る(失恋ショコラティエ第2話)

知り合いに会った途端、「ドラマ見てるわよ。ものすごく面白いわ。土曜日に再放送見て、
続きを月曜日に見て、絶対、次も見るわよ。
松潤、いいわねえ。どんどん演技の幅が広がっているし、凄いわ~。」と言われました。

彼女は70代半ば。自宅で仕事をしているので、ニュースやワイドショーをよく見ているし、
ドラマや映画も結構見ている。
私のように、報道の裏にあるものを考えたりするようなこともなく、
テレビで流れているものをそのまま受け止める人なので、
彼女の言葉は、今の日本人の空気そのものだなあといつも思っています。

「石原さとみちゃんも松潤も綺麗で可愛いし、彼女のファッション見るのも楽しいし、
お店もおしゃれでチョコも美味しそうだし、おとぎ話の世界だね。
別に感動するわけでも、考えさせられることもないし、軽くて明るくなるドラマだよね。
とにかく面白いわ~。」とのこと。

そこで、セフレって、どう思います?って聞いたんです。
そしたら、「別にいいんじゃない。あの子、モデルかなんかだよね。
クリエイティブな仕事している人たちって、そうなんじゃないの。
私にはできないし、しないけど、六本木とかそういうところじゃ、そんなもんなんじゃない。」と。

まさか、彼女からそういう言葉が出てくるとは思いませんでしたが、
全然抵抗がないようでした。

私は、セフレって言葉に、もちろんいいイメージを持っていませんでしたが、
2話のエレナが爽太を誘う時の言葉は、とても心に沁みました。
どんなに好きでもいつ会えるかわからない相手を持つ者同士の共感に私も惹き込まれ、
体だけではなく、心と心が結びついた関係だと思いました。
それも心の全部ではなく、それぞれの心の重なり合う部分だけの関係だから、
サエコを妄想しながらのラブシーンも、お風呂の場面も、
それぞれの孤独があってこその切なさがあり、魅了された人たちもたくさんいたのだと思います。

オリヴィエのセフレだねという言葉が一人歩きしてしまいましたが、
100人いれば100通りの心模様があり、
その組み合わせ次第で、あらゆる感情の機微が生まれるのですから、
言葉で簡単に関係を定義づけることはできないと思うのです。
人間は、それほど単純ではない。

ところで、東京タワーでのラブシーンと、
今回のラブシーンでは、まったく意味が違うと思うのです。
嵐も潤くんも、まだ一部の人たちにしか知られていなかった頃の映画と、
国民的と言われるほどの人気者になって、テレビをつければ次々とCMに登場し、
生活の一部的になってしまっている現在の、夜9時台のドラマ。
当然の賛否両論は、潤くんの狙い通りではないかと思っています。

ニノの引き際発言で、時代に合わせる仕事をしているから、そういうものを自分たちで見極められる状態でありたい・・・というようなことを言っていましたが、
私は、時代に合わせる、ついていくだけでは、じり貧になるから、
引き際という観念が出てくるんだと思うのです。
時代の先頭に立ち、新しい時代を創っていくという気概があってはじめて、
トップで居続けられると思うのです。
レディガガを始め、新たな時代を創る人は、それまでの価値観から強い抵抗を受ける。
それをものともせずに果敢に我が道を行くからこそ、輝き続けるんですね。

時代はどんどん進んでいく。
このドラマが中高生に大人気というのは、この世界観を受け入れる下地がすでに育まれていたということですね。
こういうエンターティメントが次々と作られていくのであれば、
現実世界では、人を愛するということはどういうことなのかということも含めた性教育をしていかなくてはいけないと思うのです。
それは、テレビが・・・とか、学校が・・・とか、他者に期待や依存するのではなく、
それぞれの大人が日常生活の中で示していくことだと思います。


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