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January 21, 2014

エレナへの感情(失恋ショコラティエ第2話)

原作を読んでいませんし、1回しか見ていませんが、
一番、グッときたのが、サエコがリクドーのチョコを褒めた後、
爽太が嫉妬で吐いたところ。

サエコの付き合った数々の男にも、旦那にも嫉妬しなかった爽太が、
サエコと自分を結ぶ誰にも入ってこれないはずだと思っていたチョコの世界に現れた強敵に、
吐くほど苦しく嫉妬する。
ああ、人間ってこうなんだなあ。。。
自分のプライドをかけたものだけに嫉妬するんだなあと、胸を深くえぐられ、
一見、スウィーツなラブコメだけれど、なかなか噛みごたえのあるドラマだと思いました。

エレナとは、サエコに振り向いてもらうために悪い男になろうと関係を持つけれど、
片思い同士であり、仕事にプライドをもっているという共感だけでなく、
エレナの中に爽太自身を見出したのではないかと思いました。
エレナと関係を持つことで、自分で自分を抱きしめ、癒し、
翌朝のお風呂の中で、本当に幸せそうでした。
恋愛感情は他人に対して持つものだけど、
エレナへの感情は、自己愛に近いのかも。

エレナの存在が、サエコへのドロドロの感情やリクドーへの嫉妬を浄化し、
サエコという、すべてを捧げて攻略したい難敵に立ち向かうエネルギーを再生産しているのかもしれません。

このドラマ、家族そろって観るよりも、それぞれが録画したり、自分の部屋で見たりして、
共通の話題を提供するタイプのドラマかもしれませんね。
人によって感想も違うし、共感する人物も違うし、従来の価値観ではとらえられない斬新さがありますからね。
個々の生活スタイルや好みが違って、ネット依存の比率がますます大きくなっている現代ですから、
これからのテレビドラマのあり方の面白い実験台かもしれません。


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