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January 20, 2014

ラブシーンの功罪

『はじまりの歌』のメイキングを観ていたら、
最後、花火を見ながら榮倉奈々ちゃんと手を握るところ、
潤くん、監督にいろいろ質問しています。
結局、潤くんは納得したのか、していないのか、わからない感じでした。

私、このシーンだけ違和感だったので、とっても共感。

それまで、それぞれの登場人物の葛藤を丁寧に描いていて、
心理描写が何層にも重なり合い、子供たちの合唱とも相まって、
本当に素晴らしいドラマだと思って見ていました。
なのに、手を握ることで、二人のラブの進行を予想させて、
安直だなあと。

カメラマンをやめて、教師になる夢に挑戦する一大決心をしたのに、
なんだ、もう1回元恋人を好きになっただけかよ・・・と、
教師になる決意も怪しく思われてしまいます。

ラブシーンに定評がある潤くんだけに、安易なラブシーンが入れられる危険性と常に背中合わせなんですね。

そして、この1シーンを除いてとってもいいドラマで、潤くんも素敵でしたが、
この役、潤くんでなくても成立したかもと思います。

一方、失恋ショコラティエ。
テーマはずばりラブ!
しかも、まっとうとも思えないよりどりみどりのラブを描くらしい。
潤くんのキラキラオーラ、恋する切ない表情、職業に対するストイックさ、エロくて綺麗なラブシーン、コメディセンスなどがあってこそ成立するドラマだと思います。

特に感嘆したのが、サエコから、結婚するからウェディングケーキを作ってほしいと言われるときの表情。
内面の泣き笑いがあの複雑な表情に表れていて、本当に本当に素晴らしい!

今まで何度も断ってきた原作者が、潤くんが爽太ということでOKしたそうですが、
きみぺも何度も別の組み合わせでオファーがあったけれど、
小雪さんと潤くんの組み合わせということでOKが出たと聞いています。

漫画家がドラマ化をOKするとき、制作者の熱意など当然でしょうが、
リアルな人間が演じることで、マンガでは表現できない膨らみや深みを期待するのではないかと思うのです。
潤くんは、想像を超える何かが生まれる期待を抱かせてくれるんですね。

マンガの原作者にとって、大事な大事な宝物の作品が、
自分の手を離れて、新たな魅惑をもって大きく成長していくことは大きな喜びではないでしょうか。


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