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September 25, 2013

『はじまりの歌』

『はじまりの歌』、いいドラマでしたねえ~。
潤くんの役も、他の方たちも、自分や家族に置き換えてとても共感できました。
わかる~、わかる~・・・って感じで。

どこにでもいる、ありふれた人たちの日々の頑張りが、
簡単に報われるわけではないけれど、
それでも精一杯に生きている。

潤くんの航(わたる)が最後、カメラマンをやめて、小学校教師になる決心をするけれど、
またやめたとか言いそうだな・・・という心もとなさが、
いかにもどこにでもいる若者風で、
だから、お父さんの「ダメならやりなおしたらええんや」みたいな言葉に救われます。

とまあ、ここまではよくある人間ドラマだと思うのですが、
『はじまりの歌』は、↓の4つのおかげで、とても味わい深いものになっていると思うんです。

・吉田松陰先生の言葉を子供が引用することで、その土地の精神的バックボーンが感じられる。
・写真を撮すたびに映像が一瞬ストップして、一人一人の内面のエネルギーが鮮烈な印象を残す。
・子供たちの歌声が風景と溶け合って、萩という土地の魅力が幾重にも厚みを持って伝わってくる。
・自信なさげな甥の男の子が、合唱によって躍動する息吹を全身で表している。

潤くんが主演したからというよりも、
萩という町と子供たちの合唱を借りて、日本人の心を凝縮したようなドラマとして、
繰り返し再放送されたらいいなあと思います。


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