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November 24, 2011

『嵐の明日に架ける旅』

『嵐の明日に架ける旅』、しみじみ良い番組でしたね。
『ニッポンの嵐』ほどの掘り下げがなくて、物足りない感じはありましたが、
ニッポンの嵐は、私には読み応えがあっても一般の小学生には難しいだろうと思いましたから、
不特定多数が見るテレビでは、あれくらいがいいのかもしれません。
あまり知られていない仕事を紹介するということで、
『プロフェッショナル・仕事の流儀』の嵐版とも言えますが、
隠れされた裏テーマは家族だったような気がします。

醤油作りを代々継いでいくこと、家族ではないけれどムツゴロウ漁の後継者、
都会から家族で移住しての農業、先代・先々代からの恩のおかげで事業の復活、
あこがれのヒーローが実はお父さん。。。

最後のイーガーの歌と言葉には思わず涙が出そうになりました。
潤くんの「歌って力があるんだね」と改めて言っているように聞こえたけれど、
私も思わず、「そうだね」と言いそうになりました。

カバン作りの菅野さん、いろいろカッコイイこと言っていましたが、
失敗してもやり続けることができるのは、それを許し支えてくれる奥様がいるからこそだと思うのです。
ちょうど、『婦人公論』で蜷川さん夫妻の対談を読んできたところだったのですが、
蜷川さんが何度も挫折から立ち上がれたのは、あの奥様がいたからだと思うのです。
ほとんどの女性や妻は安定を求めるし、男のロマンや意地よりも生活の方が大事。
そういう妻や子供のために、生活費を稼ぐ人生を送らざるを得ない男性はたくさんいると思うのです。
菅野さんが、「自分を信じることだよ」と言っていましたが、
それは、一番身近にいて人生を共にする奥様が彼を信じてくれるから、自分を信じることができるのだと思います。
本当に芯の強い、逆境に負けない女性を妻に得ることができるかどうかが、
男の人生を大きく左右すると、改めて思いました。

とても良い番組でしたが、真面目で視聴率はあまりよくないかもしれません。
でも、視聴率に左右されずに良い番組を作り続けることができるのがNHKのよいところですので、
ぜひシリーズ化してほしいと思いました。


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