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August 02, 2011

『きみはペット』ふたたび

私は、ごくせんの再放送落ちですが、
こうして、ネットに書くようになったのは『きみはペット』がきっかけですね。
TBSの公式BBSには、別名で私の投稿がたくさん残っています。

松本潤の演技の深さ・多彩さ・色っぽさにハマりまくり、
深いセリフにのめり込み、
毎回真剣に考え、疑問に思い、汲めど尽きせぬ魅力を持ったドラマでした。
当時の視聴率はあまりよくありませんでしたが、
何年経っても、新たにたくさんの人を魅了し、韓国映画になり、
宝物のようなドラマだと思っています。

以下ネタバレを含みますので、お気をつけくださいませ。

当時は細かいことにこだわっていたのですが、
8年経って俯瞰してみると、
”女性としてスミレを愛そうとしたけど、ペットとしてしか愛してもらえない可哀想なモモのお話”
だなあと思うのです。

ブラックモモは、男として悩める武志なんですね。
「やばっ、止めらんないかも・・・」
自販機前のキス、
公園でスミレの膝枕での「どうすれば、いまのこの瞬間を、オレは一生記憶の中にとどめておくことができるんだろう・・・」
ドイツに旅立つ前の晩、「犬は最後にようやく気が付きました。これは恋だったんだと。」
「これが最後だから」とキス
そして、スミレと一夜を共にする。。。

でも、スミレが逃げ出してしまった。。。

どんなに愛しても、スミレとは男女の関係にはなれないと悟り、
予定通りドイツに旅立とうとしたけど、
結局、スミレのもとに戻ってきた。
ペットとして。
なんと切ないんでしょう。

当時、ドイツに行ってバレエダンサーとしての夢を追うべきだとか、
その後、スミレと恋人同士になれただろうに・・・という意見が多かったですが、
今冷静に思い返してみると、
ペットと男の狭間で悩んだモモは男として成長しても、
スミレは未熟なご主人様のままだったでしょうね。

結局、あの二人はあのマンションで、ご主人様とペットとして、仲良く幸せに暮らしていますよ・・・
というおとぎ話なんでしょうね。
なんと切ないおとぎ話なんでしょう。
モモのあの笑顔の下に、哀しい涙が隠されているようです。

でも、おとぎ話だから、時空を超えて永遠に愛され続けるんでしょうね。


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