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September 27, 2009

行動と気持ち

やっと8話を見返しました。
林を殺してしまったビトを、花はひたすら抱きしめ、手を握りしめ、ただただ守ろうとする。
そこには、社会のルールや法律が入りこむ隙がない。
ビトは、かつての経験から、法律や警察を信用していないし、それよりも花ちゃんと富士山を見に行くという約束の方が大事だった。

約束を果たしてやっと、自らの意思で社会のルールに従おうとしたけど、それすら許されず、
極悪人として花ちゃんから引き裂かれる。

初見のときは、二人の手が引き裂かれるのが、お互いの運命を分つような気がして、ものすごく悲しかったけど、
その後の二人を知っている今は、
肉体は別れ別れになったけれど、魂はずっと一緒に寄り添っていると思える。

2015年の拘置所での笑顔が、独房の中で花ちゃんを想ってブタの折り紙を抱きしめている本当の彼を隠す笑顔だと知った今、
『スマイル』というタイトルをつけた深意をいろいろ思いめぐらしている。

今、マスコミでは似たような行動をしたノリピーが盛んに話題にされ、
彼女を批判する人たちは、逃亡中に様々な生活用品を買い求めたことに彼女の真意があるように言う。
そうかもしれないと思う。
裁判員の商社マンの男性が言ったように、真実は行動にあると。

その時の気持ちをノリピーがどんなに言葉で説明しても、言い訳にしかとってもらえないかもしれない。
スマイルを見ていたファンでさえ、ビトの逃亡という行動が許せないという人もいるだろう。
行動は見えても、気持ちは見えない。
また、言葉ではなんとでも言えるし、受け取り手によって様々な解釈がなさせる。

そんな中、花と手を繋いで身を寄せ合って、トボトボと歩くその後ろ姿に真実があるように思う。
裁判員には見ることができないけど、視聴者は見ることができ、
そういう、行動にも言葉にも表すことができないものを表現するのが俳優であり、ドラマや映画なのかもしれない。

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