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July 29, 2009

ジャングルのようなドラマ

先日、私が古瀬刑事を懲らしめる夢を見たんです。
目を覚ましてから、いったい私ってどういう人間なんだろう?と、自問自答してしまいましたよ。(笑)

そして、中学生のまりこさんが、このドラマを見て検事になろうと決めた気持ちが、
少しわかったような気がしました。
現実は、信じがたいこと、想像をぜっするようなこと、善悪の区別の難しいこと、
その他、ありとあらゆることが、渾然として起こるし、存在する。
人間も、立場や状況が変われば、言うことも、することも変わってくる。
そういう中にあって、真実とは何か? 本当に大事なことは何なのか?
それを探究する仕事をしたいと思われたのではないかしらと想像しています。

以前インタビューで、岡田准一くんが、
「宝物はジャングルの中にある」と言っていましたが、
彼も、宝物を探し求めて芸能界で仕事をしているのでしょうね。

星フリのアンケートで、私は、好きな作品の1位を『ごくせん』にするか『スマイル』にするか迷いました。
『ごくせん』は、標識の整備された舗装道路であって、途中、給水所もあれば、休憩して景色を楽しめる場所もある。
標識通りに進めば、誰でも感動のゴールにたどり着ける。

でも『スマイル』はジャングル。
次々と現れる木々を払いのけ、獰猛な動物に襲われ、道に迷い、
危ない足元をふらふら進まなくてはならない。

結局私は『スマイル』を1位に選びました。
混沌の中をさまよい、様々な傷を受け、疲労困憊して、やっとたどり着いた時、輝ける宝物が迎えてくれました。
めげてもめげても立ち上がり、考え、そこからやっと真実のかけらが見えてきて、自分が傷ついて初めて知る人の痛み。

こういうドラマを作った、スタッフ・キャストの勇気を賞賛いたします。
だって、多くの人は傷つきたくないし、楽に楽しみたいですから。
視聴率第一のテレビ界にあって、フェアウェイの狭い作品になるであろうことは、制作前からわかっていたことでしょうからね。

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