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July 03, 2009

プラスアルファをする人生

私は、スマイル全話、すべて泣いて観ていた。
どこの、何のシーンで・・・とハッキリ覚えていないけど、
とにかく泣いて観ていた。
社長の自殺と、林を殺した後は、
放送が終わってからも、延々と泣いていた。

ほっとしたのもつかの間で、番組の最後になるとまたドーンと落ち込む展開にはまいったけど、
つまらないとか、脚本がどうとか・・・、そんなことは1度も思ったことはなく、
ドラマの世界にどっぷり浸かっていた3か月だった。

なぜあんなに泣けたのか、よくわからない。
ビトが理不尽・不条理に巻き込まれ、それでも健気だったからなのかなあ。。。

ただ言えることは、ビトはたいていの人がしない、プラスアルファをする人間だったということ。
それが、彼の人生を悲劇にもしたし、この上ない喜びにもしたんだと思う。
例えば、花ちゃんのランドセルを高い所から取ってあげるという行為は、ほとんどの人がしたと思う。
でも、ビトは「泣かないで」と言って、ブタさんのついたハンカチをあげた。
そして、たいていの人が見て見ぬふりをするであろう万引きらしきことをした花を助けてあげた。
それが、ビトが花という恋人を得る幸福にもなったし、悲劇への引き金にもなった。
食中毒の子におはぎを作って持っていったし、
林の更生したいという言葉を信じようとして、結局殺す羽目になってしまった。
控訴を自ら取り下げて死刑を受け入れるなんてことをする人は滅多にいないだろう。
すべて自分のことより、花のことを思い、里菜ちゃんを思い、林を思い、林の母親を思ってのことだった。

自分を守るより、他者の幸福を願うビト。
それを愚かという人も多いだろう。

似たような状況にあった金太のようにふるまえば、自分も守れたし、
事件を起こすこともなかった。
でも、特に夢があるわけでもない。
それが大多数の人の生き方。

ビトは夢を持っていた。
夢がある人間は、たいていの人がしないようなプラスアルファをする。
その結果、ブザマに見えたり、バカを見たり、しなくてもいい苦労をいっぱい背負い込むことになる。

でも、こういう人は神様に愛されると思う。
だから、死刑を免れ、夢のレストランを持つことができた。

現実の潤くんも、超多忙であろう中、クランクアップする共演者たちの現場にかけつけていたそうだけど、
たいていの人がしないようなプラスアルファをする。
その結果はすぐにはわからないけれど、
そういうことの積み重ねが神様に愛され、思いがけないところで救われることがきっとあると思う私です。

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