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June 02, 2009

素朴な疑問

編集をしながら、7話の2度目を観ました。
途中、何度も林を削除したい衝動を抑えながら、
相変わらず、心臓バクバクで。。。

外国人労働者に偏見ありありの古瀬刑事に捜査を依頼し・・・
とありましたが、
彼は、ビトをもっと前から知っていたのではないか・・・という表現が、
以前の回にあったように思います。

ところで、林は甲斐の手下二人に銃を突き付けられたときは、
力づくで二人を倒して、逃走していますよね。
銃が欲しかったのなら、その時奪えるのに、
ビトを使って、わざわざ交番襲撃をする。

ビトが林の頭に背後から銃を突きつけたとき、
甲斐の手下を倒したときのように、ビトをコテンパンにすることができたはずなのに、
わざと、銃口を自分の胸に当てさせて、殺せるなら殺してみろ・・・と迫る。

なぜなんでしょう?
考え込んでしまいました。

林はビトのすべてが欲しかったのではないかと思い至りました。
何も持っていない林は、
ビトが持っているありあまる富のすべてを自分のものにしたいと渇望したのかもと。

交番襲撃という罪をビトに犯させることで共犯者にして、仲間に引きずり込み、
自分の胸に銃口をつきつけ、命のやりとりという極限の状況でもビトは自分を撃つことはできないだろうから、
そこで自分の圧倒的優位を示し、
ビトの一生を自分に捧げさせる確証が欲しかったのかも。
花は、ビトを自分につなぎとめておくための格好のおもちゃ。

でも、ビトは引き金を引いた。
その瞬間、花を守るために自分の人生を捨てたのだと思う。

花と一緒に逃げるのは、自分の人生はすでに諦めたけど、
その前に、自分と一緒に富士山を見に行きたいという彼女の願いを叶えるため?
里奈ちゃんとの約束を守るために、後先考えずにおはぎを作って持っていったビト。
林のこれが最後だという願いをきいて、交番に届けを出しに行くビト。

彼の愚かと思える行動の裏には、自分を守るより、他者の願いを叶えることが優先されている。
何はともあれ人に喜んでもらうということが、生まれた瞬間から親に守ってもらう経験のなかったビトが、
無意識のうちに獲得した生きるすべなのか。。。
でも、相手のためを思う行動が、自分と周りを追い詰めていく。。。

ふと、このドラマは何を目指して、どこへ行こうとしているのだろうか・・・と思う。

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