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May 17, 2009

愛の哀しい側面

社長の自殺はすごくショックで・・・
でも、彼なりの一番の愛情の示し方なんだろうなあと思う。
自分が死ぬことで、保険金で愛するものたちの生活がなんとかなると思ったのでしょうか。
第三者は客観的に、あんなことをすべきでない、他に方法があるはず、家族がもっと苦しむのに・・・
とか、いろいろ思えるけど、
昔気質の社長は、よそ様に迷惑をかけるより、
自分を犠牲にすることで、愛する者たちを守るという道を選んだのでしょう。

ビトにとっては、自分の境遇に心底共感してくれ、
もしかして、初めて誕生日を祝ってくれ、
夢をかなえるために、『世界の鍋』などの本を贈ってくれた人。

5話を見たその夜、私はふとんの中でボロボロ泣いていました。
社長は、どんなにか生き続けて、町村フーズの人たちとこれから先の人生を共にしたかったことでしょう。
ビトはその思いを『世界の鍋』に重ねて、拘置所の中でひとり胸に抱いていたのでしょうか。

そして、1日経った今、
愛って、自分のあらん限りの能力を使って表現することなんだなあ・・・と思います。
その方法がたとえどんなものであれ。。。

町村フーズの社長は、自分の最も大事なひとつしかない命を使って愛を表現した。
ビトを殺人未遂で訴えるリナちゃんの母親も、娘への愛からでしょうし、
花が危険を顧みず、携帯を使って証拠探しをしたのも、ビトへの愛からでしょう。

そんな風に考えると、古瀬刑事のビトへの執着は、
ビトが存在することが社会のためにならないという、職務に対する過剰な愛(?)ともとれるし、
林も、彼なりの人生観の中で、可愛いビトは俺が守ってやるのが彼のためであって、
その邪魔をするものは排除しなければ・・・という彼の論理の中での愛?

愛の持つ、哀しく、また恐ろしい側面にも思いをはせてしまいます。

それは、どのキャストも素晴らしい存在感・リアリティを発揮していて、
このドラマにのめりこませてしまう迫力があるからだと思うのです。

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