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November 20, 2008

上海報告

Sn3e0011
上海に行ってきました。
15日、私が乗ったタクシーが止まった途端、恐ろしい形相のおじさんに、札束を持った手でタクシーの窓をドンドン叩かれました。
ああ、ダフ屋なんだ、ここが嵐コンの会場なんだ・・・と、理解するのに少し時間がかかりました。
だって、どこにも嵐もARASHIの文字も見えず、怖そうなおじさんが一杯の殺伐とした雰囲気でしたもの。

会場に入ると、まわりからは日本語しか聞こえてこなくて、中国語らしき言葉が聞こえてくるとホッとしたものです。
そして、スケステもトロッコも花道もなく、本来ならバックステージがある場所にズラ~と座ったVIPらしき数十人のおじさん・おばさん達。
そのテーブルの上にはペットボトルの水と双眼鏡と資料らしきものが置いてあって、まるで審査員のような感じ。
その後ろの1ブロック全部が招待者なのか、コンサート中も決して立たずに静かに見ている人たち。

コンサートが始まると、メインステージとでべそのように張り出した部分だけなので、歌謡ショーを見ているような感じで、
中国の人たちに、これが嵐コンだと思って欲しくないなあ・・・と思っていたら、
VIP席のおじさん・おばさん達は、しょっちゅう席を立っていなくなるし、出入りが激しくて、
真正面から見える嵐メンたちも気になるだろうなあと思いました。

でも、嵐たちは、限られた条件の中で一生懸命やっていました。
いつもと違って5人が並んで歌って踊る機会が多いので気がついたのですが、
身長がニノや大ちゃんより高いはずの潤くんが、一番身長が低く見えるほど、腰を下げ、ひざを曲げて、
力と心を込めて歌っているように見えるんです。
絶対に上海でまたコンサートをやるとか、次回のアジアツアーの最後は上海にするとか、2度も言って、
思い通りにできないコンサートの悔しさや、偽造チケットで入ることができなかったファンのためなのか、
心の中には言いたくても言えないことがたくさんあるんだろうなあと思いました。

そうしてコンサートが進行していくうちに、スクリーンに大きく映し出される潤くんの笑顔が女神のように神々しく輝いて見えてきたんです。
強くたくましい意志と能力を持った者が、辛く悔しい状況を今経験していて、
だからこそ、人の苦しみも理解できるようになって、
慈愛に満ち溢れた優しい目と笑顔になっている気がしました。

16日は、地下鉄で会場に行ったら、駅に着いてドアが開いた途端に、やはり札束を振り回し、チケットを持ったダフ屋のおじさんにさえぎられました。
この日は、VIP席も招待席も空席が多く、3階席も空席が結構ありました。
私達も嵐メンもこの会場と雰囲気に慣れたのか、前日よりのびのびした感じでした。
大ちゃんの上海蟹のまねや、河合くんと潤くんのペアでのLove so sweetとwishが本当に楽しかったです。
最初に河合くんだけで2曲モノマネをして、次に潤くんと一緒にLove so sweet。
潤くんが河合くんのまねをしているかのようにオーバーアクションしてバカうけで、
会場中からの「もう一回」の大合唱が、「wish、wish」の大合唱に変わり、
これを見れただけでも上海に来た甲斐がありました。
また、中国語での嵐メンと中国のファンとのやりとりが楽しかったです。こういうことでもしないと、どれくらい中国人のファンが入っているのか確認できないくらい日本人が多く、また日本語を理解するファンが多かったということです。

そしてなんと言っても、潤くんが客席に降りたこと。
私は花道やトロッコがあるときに潤くんが客席に入っていくことをいいことだとは思っていませんが、
今回の上海に限っては、当局によってそれらが許されず、
権力に屈するよりファンを選んだ、彼の反骨に拍手を贈りたいです。
さすが、私が惚れた男だと思いました。
この歴史的瞬間に立ち会えてよかったと思いました。
蜷川幸雄さんがかつて、朝日新聞の酷評を劇場のロビーに張り出したことを思い出し、
何もわかっていないやつらに自分の作品を冒されたくない・・・という強いプライドでしょうか。
そういう彼だから、朝日なんていう国内の権力に歯向かって世界の蜷川になった。

ですから、北京オリンピックの開会式の演出もしたチャン・イーモウ監督から花束が届いたことは本当にうれしかったです。
権力を笠に着る人間は、権力や権威に弱いですからね。
どういう経緯でチャン・イーモウ監督が花束を贈ったかわかりませんが、
彼にしても、文化大革命の時期を生き、検閲のある中国で映画を作り続け、世界的な監督になるまでには、
想像を絶するような圧力と闘ったきたのではないかと思われます。

上海の街は、古くてリアカー走ってるかと思うと、近代的なビル群とこれから発展していこうと活力と、相反するものが混在していました。
レストランから出ていくと、赤ん坊を抱いた女性に物乞いをされ、
大都会の豪華な街並みを歩いていると、母子たちからプラスチックのカップをカラカラ言わせてお金をせびられ、
5~6歳くらいに見える男の子は、私の行く道をふさぎ続けました。

レストランでは、メニューもウォーターも通じないけど、
道を聞くと流暢な英語で答えてくれる人も多く、
貧富の差と教育の差が、日本とは比べ物にならないくらい大きいんだということが実感できました。

確かに空席の多い会場でしたが、行きの飛行機で隣になった、中国でNo3の大学の研究員だという女性は、
嵐はとても有名で、上海公演があることも知っていました。
だからこそ、いろいろな規制がかかったし、たくさんのVIPが見にきたのではないかと思います。
問題の多かった上海公演だったからこそ、潤くんは次回はそれらを克服してまたコンサートをやりたいと思っているのではと思います。
2日目のコンサートが終わってから話した、働いたお金を節約してためてチケットを買ったという4人組の女の子たちは、嵐コンが、「最高!」だったと声をそろえて顔を輝かせていました。
よかったね、潤くん。

*チャン・イーモウ監督からの花束を載せました。イマイチの写真ですが、右下に人の頭とわずかな黄色の洋服が映っているので大きさがわかると思います。看板もなく、華やかなものはこの花束一つだけでした。
写真をダブルクリックすると大きくなります。

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