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May 23, 2008

AISAS理論

隠し砦の三悪人、家族や友達をさそっても、私の松潤キチガイに辟易しているので、
私がファンであることを知らない、仕事で会った人たちにさりげなく、「隠し砦の三悪人観たけど、すごく面白かったですよ」と会話の中に挟んでいました。
すると、「あら、そう、観てみようかしら」という反応が返ってきて、
映画の話題って、仕事で初めて会った人にも堅苦しくならず、箸休め的な良い話題だと思いましたね。

そして先日、あるパーティ会場で、何か話したいことがある人はどうぞ・・・ということで、
壇上のマイクを使って話すことができる機会があったんです。
次々と仕事関連の自己紹介がなされる中、
私は、「皆さん、黒澤明監督の隠し砦の三悪人のリメイク、ご覧になりましたか? オリジナルとはだいぶ違いますが、面白いですよ。 これぞエンターテイメント大作!で、日本映画もここまで作れるようになったか・・・ですよ。日本映画がドラマの映画化だけでいいんですか?! 映画らしい映画を作らず、どうするんですか!」と、ぶったんです。

壇から降りてきてから、いろんな人に話しかけられましたね。
映画についてもですが、仕事についてたずねられたり。。。
パーティ会場って、誰に話しかけたらいいのかわからず、右往左往しますよね。
そしたら、マイク持って、おかしなことを言っているおばさんとちょっと話してみようか・・・となるんでしょうね。

そしてわかったことは、私が話した全員が、隠し砦の三悪人が上映中であること、主演が松本潤、或いはジャニーズであることを知っていたんです。
なんとなく興味は持っていたんだけど、観に行くほどの強い動機づけがなかったという感じで、
面白いと聞いて、それじゃ観てみようかな・・・という反応でした。

そこで、マーケティングのAISAS理論を思い出しました。
attention(注目)、interest(興味)、search(調べる)、action(行動)、share(共有)の頭文字をとってAISASです。

隠し砦の三悪人は、TVのスポットCMなどでattentionとinterestまでは多くの人に持ってもらえているようなんですが、
searchという段階でつまづいているように思うんです。
なまじ名作の誉れ高いオリジナルがあるため、先入観で不当に低い評価が溢れていますし、
また、黒澤明と聞いても、全盛期の良いイメージを持っている人もいれば、後期の大作だけどわけのわかんないつまんない映画と思う人もいる。
そして、樋口監督の前作の悪いイメージ。
黒澤明の時代劇のイメージと現代的な主人公男女二人のイメージのギャップ・・・などなど。

このsearchの段階を突破できれば、action, shareと続き、shareがなされると、さらに広い範囲のattentionを集めるという繰り返しが起き、
良い循環となって拡大していくんだと思うのです。

肝心のsearchは、観た人が「面白かった!」と様々な手段で伝えるしかないでしょうね。
「面白かった」の声が、上に挙げたようなマイナスを超えたとき、action, shareと続いていくでしょうからね。


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