« ありがとう、鈴木裕美さん。 | Main | 善人と悪人 »

September 10, 2005

何故、父と兄を典型的に描かなかったのか?

05/31(Tue)
東京で4回、大阪千秋楽1回観ることができましたが、
千秋楽の印象は、とにかく丁寧に心を込めて演じていた・・・でした。

観るたびに、こちらの心理的条件が違いますから、
単純な比較はできないのですが、
私の独断と偏見では、そう感じました。

グローブ座の声に慣れていた私には、BRAVAでの声は小さく聞こえ、迫力もないように最初思いました。
でも、芝居が進むにつれて、潤クンが、とても抑えた芝居をしているような気がしてきたのです。(あくまでも、私がそう独断で思っただけですが)
すると、今まで、あまり感じなかった、お父さんがキャルを理解しようとして話し合う場面とかが、グッときて、
母親に「キャル・トラスクだよ」と自分が息子であることを告げるその言葉に、それまでの万感の思いが託されていて、その一言だけで、私は涙が出てきました。

以前、潤クンのセリフが1本調子で、聞いていて疲れる・・・のようなことを書きましたが、
あの時は、声をめいっぱい出していて、全力で頑張っている感じがして、
いつまで続くのこのセリフ・・・みたいに思えたんだなあと、
昨日の千秋楽を見て思いました。
千秋楽では、声をセーブしているのに、キャルの思いは強く伝わってくるのです。

銀粉蝶さんモ、最初の頃は、ド迫力!という感じでしたが、
次第にトーンダウンしてきたような気がしますが、
でも、母親の悲しさがさらに伝わってきた気がします。

アブラの最後の長セリフも、昨日は、とても短く感じました。
上手になりましたね。

とりあえず、今日はここまで。


No.820 - 2005/05/31(Tue) 00:13


何故、父と兄を典型的に描かなかったのか? / ミツコ ♀ [関東]

ジーナさん、
そうなんです。
最初に東京で見た時、イライラしているキャルは、いかにもひがみっぽい表情や、他の人たちの会話にイチイチ反応するダイナミックな表情をいつもしていて、
それを表現するだけの強い気持ちを持ちつづけなければいけないから、本当にたいへんだなあと思っていました。
それが、だんだんそういう表情が薄れてきて、
大阪千秋楽では、あまりなかったような気がするんですよ。

これは、意図的にそうしていったのか、
舞台に慣れるに従って、自然に力が抜けていってそうなったのか???

キャルと父親との衝突は、最初からあんなもんだと思います。
あんな優しい父親に、どうしてあんなに反抗するのかわかりませんよね。
お兄ちゃんも、もっといかにもデキルやつ!でないと、コンプレックス持つ必要もなさそうだし。。。
あれじゃ、キャルはただの甘ったれみたいだし。。。
でも、そういう描き方が、母親から「愛をせびっている。おまえが一番悪い!」と責められることヘの伏線なのかな・・・と思ったりもします。

或いは、怖い権威的な父と、万能な兄に対比した、繊細で反抗的なキャルというわかりやすい図式ではなく、
実際の家族というのは、そんなに典型的なものはなくて、
こんな風に、ごく平凡なもの同士で傷つけあったり、思いが行き違ったり・・・が現実なんだよ・・・と、敢えて、あのような描き方のしたのかしら・・・と思ったりします。

どうなんでしょうね。
実は、エデンの東の内容そのものには、たくさん???のある私です。


No.824 - 2005/05/31(Tue) 23:33


|

« ありがとう、鈴木裕美さん。 | Main | 善人と悪人 »