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May 31, 2005

優しさ? それとも残酷さ?

3月7日(月) 17時9分
ちーぼさん
>問題を起こしている子は、たまたまでしょうが、離婚、不倫、別居している親が多い。こんな田舎でも、本当に多い。

実際、そういう現実があるんでしょうね。
でもまあ、問題起こしている子が、実は一番ピュアだったり、辛い経験をしているだけに、思いやりのある子だったり、
反対に、優等生がエリートになって、犯罪犯したり・・・とか、
世の中って、ホントわからないなあ・・・というのと、
人それぞれ・・・っていうのが、実感ですね。

ところで、耕二は喜美子に、「子供のいる女には手を出さないとか・・・」と言っているのですが、
こういうこと言うと、相手は頭にくるだろうなあ・・とわかって言っているんだと思う。
相手の弱いところに踏み込んで、自意識をとっぱらわせて、結局、自分の懐の中に落としている。
実際、その後、車の中で、「このまま死んじゃうのはイヤ。でもブレーキが壊れそうで怖いの」という、核心をつくセリフを言わせてしまい、初めてホテルヘと。。。

この、「子供のいる女には手を出さない」というのは、耕二の喜美子に対する残酷さなのか、優しさなのか???

アンケート読むと、またまた新発見ばかりで、ますます東京タワーの世界にのめり込んでいきます。
今回、ドキッとしたのは、ATさんの、「結婚してよかったと思うことは、一人で食事をしなくていいことよ」と、「それじゃ、3人で暮らす?」
が、他に居場所を持つ人妻の高慢さだという指摘です。なるほど~・・・と、息を呑んでしまいました。

相手をいたわるように優しく諭すような詩史の言葉に、残酷さを感じ、
毒ばかり吐いているように思える耕二に、人間的あたたかさを感じる。
これって、違う女優・俳優が演じたら、違った印象を与えるセリフなんでしょうかねえ。。。
これも、私の大きな疑問の一つです。

Re:優しさ? 残酷さ? / ミツコ

自分で問いかけておきながら、答えが二転三転します。
最初は、子供がいる相手だと、面倒なことになる(吉田のことで懲りているので)という、自分を守るためだと思ったのです。
でも、よく考えたら、あの時点では、まだ吉田に振り回されていなかったし、
駐車場で初めて出会って、「タダでは働きませんから」と喜美子を誘ったときは、子持ちかどうかわからなかった。

ですから、耕二の照れ隠しかな?とも思うのです。
耕二って、本質を突いた毒を吐く傾向がありますよね。
「相変わらず、縛られているね~」とか、「主婦が見栄はるギリギリの金額ってとこじゃない」とか、「俺といるときも、いつもひとりぼっちだった気がする」とか。
恋愛のルールとして、「金は受け取らない」というのは、本気なんだと相手を喜ばせる言葉なわけで、
つい、毒舌をプラスしたくなって、「子供のいる女には手を出さない」って言ったのかな・・・なんて思う。

言われた喜美子は、一瞬、腹が立ったけど、
耕二には、弱みを見せてもいいんだ、肩肘はる必要もないんだ・・・となって、
気持ちが楽になったんだと思う。
だから結果として、耕二の喜美子に対する優しさを示した言葉でもあるような気がする。

それにしても、一見、残酷なような言葉が、実は優しさだったり、
例えば、フラメンコの喜美子にバラの花束を渡したりする、いかにも優しい行為が、
実は、この上もなく残酷なことだったり・・・とか、
この映画は、一筋縄ではいかない面白さがあるわ~。


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