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April 17, 2005

傷つくことへの抵抗。

2月18日(金) 0時45分
アリーさん
>詩史が透から得られるものってなんなのでしょうか?
>夫を捨ててまで、透を選ぶほど、透のことを愛していたようには(私には)見えませんでした。

私も、詩史は透を愛していたようには見えませんでした。
映画を何度も見て、皆さんの感想を読んだり、一緒に見た友達の感想を聞いたりしての、私なリの結論は、次の通りです。(また変わるかもしれませんが)
透は、詩史のオモチャだった。
だから、透と夜を過ごす約束をしたにもかかわらず、後からの夫の食事の誘いの方をとってしまう。
つまり、自分が傷つかない範囲で、透と付き合っていた。
隣の駅に行かない範囲内で生きてきた。
けれど、透の母から責められたり、パーティ会場で、透とのことが皆にバレて、
自己の存在を大きく揺るがすくらい傷ついてしまった。

耕二が言うように、自分を生きていくには、傷つくしかないことに気がついたのかな?
大きく傷ついたことで、隣の駅ヘ半歩踏み出し、
もはや、今までのセレブでお人形さんの詩史のままで生きることができなくなって、
透との、ゼロからの再スタートを選択したのかも。
透との愛は、ゼロの者同士、これから築いていこうとしたのかな。

そういう観点で見ると、
喜美子は、最後まで、傷つくことに抵抗していたように思う。
傷つかないように、別れを言いだし、
最後、フラメンコを見にきてくれた耕二を追って行ったのに、助手席には、若い女の子。
嫉妬に駆られても、自分が傷ついたことを認めるより、車をぶつけて、耕二を傷つけて、自分は無傷を装おうとする。

耕二の、「喜美子さんは、俺といる時もひとりぼっちだった気がする」というのは、不倫しているんだから、耕二と一緒にそれ相応の傷を負わなくてはいけないのに、
傷つくことに抵抗するから、ひとりぼっちだった気がしたのかな?

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