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April 09, 2005

詩史と喜美子の対照的な生き方

2月13日(日) 21時46分
ク○ワッサンの江国さんのインタビュー読みました。
今後、詩史が他の男ヘ行くことはないが、透は大いにあり得るだろう・・・という推測でした。

私ね、パリでの詩史と透は意外と幸せに暮らすかもしれないなあ・・・なんて思いはじめているんですよ。
子供でもできて、今まで霞みを食べていたような透が、家族を養うために地に足のついた生活をはじめ、
今までお人形さんのようだった詩史も、エプロンの似合う可愛い奥さんになっていたりして。。。

どうして、そう思うかと言えば、
詩史は今まで、夫の庇護の元とは言え、欲しいものを手に入れてきた成功者で、
自分の人生を気に入っていた。(幸せではなかったのかもしれないけれど)
人が決断するとき、過去の成功体験というのが、ものすごく大きな推進力になる。
だから、すべてを捨てて透のいるパリに行く決断をした時、
パリでも成功するだろうという無意識が働いたのではないかと思う。
そして、何かもっと大事なものを手に入れるには、今までの大事なものを捨てなければならないということも、知っていたのかもしれない。
セレクトショップや、経済力も地位もある夫を捨てても、
透との幸せな生活が、彼女にとって、チャレンジし甲斐のある、次の人生のステージと思ったのでしょう。

逆に喜美子は、家庭も捨てられず、夫の愛も、耕二の愛も欲しいのに、何一つ手に入れられない。
それは、みみぃさんの、優位・劣位に、無意識に捕らわれていたからかもしれない。
夫を自立できないようにして優位を保ち、
耕二が好きなのに、劣位になることが耐えられない。
「会いたい時に会えない男なんて、最低!」とか言ったり、「今すぐ会いたいの!」とか電話してきて、耕二に対しても優位に立とうとするが、
それがかなわないと、キレテ、別れを言い出す。
だから、耕二が、「喜美子さんは、俺と一緒にいる時もひとりぼっちだった気がする」と感じたのは、
喜美子が耕二と一緒の融合した世界を作ることができず、
優位・劣位に囚われて、ひとりよがりにのたうちまわっていて、
耕二の入り込む余地を与えなかったからかもしれない。

私は、この二人のどちらに共感するとか・・・ではなくて、
対照的な女性の生き方として、考えれば考えるほど、面白いです。

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