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March 30, 2005

W杯とイジメ。

2月9日(水) 16時30分
以前、皐月ちゃんやあやちゃんの、イジメについての書き込みを読んだとき、忙しくて、書けなかったのですが、
今夜、W杯予選の北朝鮮戦もあるので、書こうと思います。

2002年サッカーW杯で、私、ボランティアとして、横浜国際競技場で働いたんです。
その前年、応募して、書類審査・面接・研修と進み、
第一希望だったメディア担当、しかも、スタジアムのメディア席で、試合も見れるという、この上ないラッキーな部署への配属でした。
けれど、その後病気がわかり、手術をし、体調は最悪となり、
8日間フルに、初めての仕事ができるかどうか、ものすごく不安になリ、悩みました。
それで、一番人手が必要であろう、日本・ロシア戦と決勝戦の2日だけ働くと、事務局に申し出たのです。
それではダメだと言われたら、ボランティアは諦めようと思ったのですが、OKが出たのです。

で、当日行ったのですが、一緒のグループの人たちの、私に対する態度が、おかしいんです。
最初は、???だったのですが、
食べてもいない夕食を、「あなたはもう休憩もとって食べたから、ずっとここにいて」と言われた時、あ~、これがイジメなんだと思いました。
病気のため、2日しか働けない理由など、ちゃんと説明しているのですが、
グループ以外のいろんな人に話し掛けても、ハブカレテいる感じで、誰も相手にしてくれないのです。

今まで、学校時代も勤めてからも、イジメというものを経験したことがなかったのですが、
たった2日のことですが、これはキツイと思いました。
私は長年生きてきて、かなり自分というものを確立していましたが、
これが、小・中・高生だったら、自分が悪いのか、相手が悪いのか、わけわからなくなリます。
みんなが自分に対して、こんな風に接するんだったら、自分は、皆から嫌われるような人間なんだわ・・・と、自信をなくして、すべてにおいて、何をどうしたらいいのかわからなくなると思いました。

たった2日のことでも、自分が体験するかしないかで、イジメについての考え方が、ガラッと変わりました。
こんなところで我慢して、自尊心のカケラもなくすより、
自分が自分のままでいられ、周りから温かいサポートを受けられる場所に移る方が、百万倍良いと思いました。

そうは言っても、現実には学校や職場を簡単に移ることは難しいですよね。
そんな時は、
「絶対自分は悪くない、イジメてくる子たちは、可哀想な、弱い人たちで、
ちょっとでも、廻りと違う人をターゲットにしているんだ」
って、自分に言い聞かせることですね。
つまり、毅然としていて、あとは、周りの人たちの人間観察の場にしちゃうことかな。
そして、自分が自分のままでいられる場所を、他に絶対確保して、
そこで、自分を温かく優しく育てていくようにしなくちゃね。

私、W杯のボランティアでは、皆と同じに働けないという弱みがあって、
そして、せっかくだから、仲良くして欲しいとか思っていて、
私は私・・・という毅然とした態度、とれなかったんだよね。

それから、いろんな分野で活躍している人の、「昔、いじめられていた」という話をよく聞きますね。
秀でるような素質を持っている人は、周りとは違う感性・オーラがありますから、
弱い自己を抱えている人たちにとっては、格好のターゲットになっちゃうんでしょうね。

現実で辛い思いをしている人たちにとって、この星フリが、
ありのままの自分でいられる、癒しの場所になってくれたら、
こんなうれしいことはありません。

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