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September 02, 2004

東京タワーを半分読んで

(2004.6.12)
半分しか読んでいないので、トンチンカンなことを書くかもしれませんが、私は、透でなくて、耕ニ役で良かった~と、本当に思いました。
外見は、潤くんと正反対ですが、内面の描写が、イチイチ納得できます。
大勢の同級生に対する感情、一般的年上女性に対する感情、家族に対する感情、貴美子・由利・厚子のそれぞれに対する感情、全部、わかるわ~・・・と、感心して読みました。
とてもリアリティがあるんです。(ベッドシーンも含めて)ガッチリ、地に足をつけて生きている感じ。

それにひきかえ透は、霞みを食べて生きているみたい。(麻耶さん、”かげろう”とは何とも的確な表現ですね。感心しました。)
詩史と二人、リアリティがなく、空中を漂っている感じです。
ですから、透と耕ニを比べると、耕ニの方が圧倒的に存在感があるんです。

それに、耕ニは、相手女性がたくさんいるので、女性の数だけ、違う耕ニを演じ分けなければならず、
俳優の力量が試されます。
(キミペでは、スミレちゃん、ルミちゃん、福島さんのそれぞれに対して、違った武志・モモを演じ分けていましたね。)
潤くんが雑誌で言っていた、「出来るだけ難しい役をやりたい」に当てはまると思います。

ただ、今のところ、起承転結といったドラマになっておらず、この映画が面白いものになるかどうかは、脚本にかかってきますね。
ひとつのストーリーとして、骨格のしっかりした脚本になっていて欲しいです。

耕ニ役をやることに、賛否両論あるようですが、たぶん潤くんは、ファンの間で、賛否が分かれるような役がやりたくて、まさに今、彼の思うツボになっているようです。

(2004.6.13)
東京タワーへの出演がいつ頃決まったのかとか、最初は主演だったのではないかとか、透役だったのではないかとか、いろいろ憶測が流れているようですが、ふと、名作映画『麻雀放浪記』のことを思い出しました。
戦後すぐのギャンブラー達の世界を描いた映画ですが、監督の和田誠さんによれば、最初、ドサ健・松田優作を主演にし、坊や哲をオーディションで選ぶ予定だったのが、松田優作に断わられ、それで、坊や哲が新人では弱いので、制作サイドに薦められて、真田広之と会い、坊や哲・真田広之主演の映画にした・・・とのこと。
そして、その年の映画の助演賞を総なめにしたのは、老ギャンブラーを演じた、高品格さんという、日活映画から脇役・悪役を何十年と演じつづけてきた一般には、ほとんど無名な人でした。

さて、東京タワーは、どのような運命をたどっていくのでしょう。
願わくは、このように長く語られる映画になり、潤くんにとっても、慎やモモのように、耕ニという役名だけで、強烈なイメージが浮かび、次の魅力的な役柄に繋がるものになって欲しいです。

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